Record China 2019年6月27日(木) 22時50分
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26日、中国メディアの南都週刊は、「日本人の清潔をうらやむのになぜ上海のごみ分別には不満を言うのか」とする記事を掲載した。写真は中国のごみ箱。
2019年6月26日、中国メディアの南都週刊は、「日本人の清潔をうらやむのになぜ上海のごみ分別には不満を言うのか」とする記事を掲載した。
上海では7月1日から「史上最も厳しいごみ分別措置」と言われる「上海市生活ごみ管理条例」が施行される。
生活ごみは大きく、リサイクル可能なごみ、有害ごみ、水分を含んだごみ(生ごみ)、乾燥したごみ(生ごみ以外の燃やせるごみ)の4種類に分別し、決められた時間に出すことが求められ、個人が分別を行わずにごみを捨てた場合、最高で200元(約3200円)の罰金が科されることになる。
記事は、条例について多くの上海市民から、「4種類のどれに該当するか分からない」「未使用の生理用ナプキンは水分を含んだごみなのか乾燥したごみなのか、使用済みの場合は?」などの疑問の声が上がっているほか、ネット上では不満の声が多く書き込まれ、さらには「ブタが食べられるのが水分を含んだごみ、ブタでも食べないのが乾燥したごみ、ブタが食べて死ぬのが有害ごみ、売ってブタと交換できるのがリサイクル可能なごみ」「ザリガニまるごとは水分を含んだごみ、ザリガニの黄色っぽいみそも水分を含んだごみ、食べた後に残るザリガニの殻は乾燥したごみ」などの投稿も話題になっていることを紹介した。
その上で、「日本に比べれば上海の条例はまだ緩いほうだ」とし、横浜市の分別数は10分別15品目であり、徳島県上勝町に至っては45品目であること、日本人は飲んだペットボトルをきれいに水で洗い、ボトルとラベルとキャップに分けて別々のごみ箱に捨てていること、廃棄物を不法投棄した者に対しては5年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金または併科という厳しい罰則が定められていることなどを紹介し、「上海人を含む中国人の多くは、日本を訪れるとその清潔さを称賛するのに、なぜ自分たちのごみ分別には不快を示すのか」と結んだ。(翻訳・編集/柳川)
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