2013年5月19日、中国の俳優リー・ヤーポン（李亜鵬）が、慈善活動に熱心な著名人を表彰する授賞式に出席。妻で歌手のフェイ・ウォン（王菲）および家族について語った。新華網が伝えた。

【その他の写真】

リー・ヤーポンは2005年、カリスマ的人気を誇るフェイ・ウォンと結婚。2010年には俳優業からの完全引退を発表した。2人の間に誕生した娘・李嫣（リー・イエン）ちゃんが先天的な口唇裂症で生まれたことをきっかけに、チャリティー団体「嫣然天使基金」を設立。特に貧困地区で同症に苦しむ子供を救うことを目的に活動している。引退後は同基金の運営に全力を傾ける毎日だ。19日、「2013中国慈善名人榜」授賞式に出席したヤーポンによると、俳優復帰の意思はゼロ。今後も思いは変わらないという。

夫婦の長女はフェイの連れ子。フェイの前夫で著名ミュージシャンのドウ・ウェイ（竇唯）を父に持つ16歳の竇靖童(ドウ・ジントン)ちゃんである。彼女は最近、インターネット上で楽曲を発表し、その歌声も含めて音楽業界からも高評価を得ている。歌手志望なのは明らかなジントンちゃんだが、ヤーポンは芸能界入りについて「慎重になってほしい」と語っている。もし歌手になれば、母親と比較されるのは明らか。ヤーポンはジントンちゃんと話し合い、「そんな人生を受け入れる覚悟がなければ、難しい道だ」と諭しているという。「まだ高校生なので、職業を決めるには早い。色々な勉強をしながら、違う道が見つかるかもしれない。可能性を模索することの大切さを分かってほしい」と、血のつながりは無いながらも、愛する娘を心配する親心を語っている。

フェイとの間に、男の子の誕生を望んでいると言われるヤーポン。妻の年齢を考えても、可能性はかなり難しくなってきている。この1〜2年で努力する気はないのか聞かれると、「人間は誰でもパーフェクトな人生を求める。でも僕は、ちょっと残念な気持ちが残る人生を受け入れたい」と語り、すでに断念したことを明らかにしている。（翻訳・編集/Mathilda）