スマホの見過ぎで頭にツノが生えてくる事実が判明 あなたは大丈夫?

人民網日本語版    2019年6月24日(月) 19時30分

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オーストラリアの研究によると、スマホを手放せない「低頭族(うつむき族)」は、すでに生理構造に変化が生じている可能性がある。

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オーストラリアの研究によると、スマホを手放せない「低頭族(うつむき族)」は、すでに生理構造に変化が生じている可能性がある。同研究から、長時間うつむいてスマホの画面を眺め続けるという動作によって、若者の頭蓋骨の後方にツノの形をした骨ができていることが判明した。この現象は、前傾する頭部の重みを身体が支えようとする一種の「進化」だという。中国新聞網が伝えた。

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豪クイーンズランド州サンシャイン・コースト大学の2人の研究者が、若者の頭に生えてくる「ツノ」に関する学術論文を発表した。同論文は、2016年にはすでに学術誌「解剖学雑誌(Journal of Anatomy)」誌上で発表されていたが、BBCが最近取り上げたことから、改めて世間の注目が集まった。

同論文の研究は、18歳から30歳の若者を対象としたX線画像サンプル218枚に基づいて進められた。サンプルのうち、41%の人の頭部に骨増殖体が認められた。この特徴は、女性より男性に多く見られた。論文の筆頭著者でカイロプラクターのデビッド・シャハル氏は、「このような骨の隆起は、拡大版の『外後頭隆起』と呼ばれるもの。19世紀末にはすでに発見されていたが、これまでは滅多に見られない症状だった」としている。

シャハル氏によれば、骨増殖体の大きさは研究チームを非常に驚かせたという。現在のデータによると、一般的な骨の隆起の場合、長さは3~5ミリ、大きいものでもせいぜい1センチだが、被験者の若者の外後頭隆起は1センチから3センチに達している。

シャハル氏は「長時間じっと座ってスマホを閲覧したり、頭部を前方に伸ばした状態で携帯情報端末を使ったりすると、身体はそのような状態に適応するため、頭の重さによる負荷を分散しようとする」と分析。ただシャハル氏は、「骨の成長の長期的法則から、姿勢を改善するとこのような骨増殖体の成長を抑えられることが分かっている」とも指摘している。

研究チームのマーク・セイヤーズ氏は、「解決するための方法は『スマホを手放せ』ということだとは限らない。良い姿勢を習慣づければ良いのだ。1970年代、人々は歯の健康の重要性に気づき始め、それからようやく毎日歯を磨くことやデンタルフロスを使うことが日常生活の必須事項となり、習慣化された。スマホや携帯情報端末についても、それと同じように自律心を持って対処すればよい。意識的に姿勢を整えることこそ、解決への道となる」としている。(編集KM)

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