2013年5月14日、中国・陝西省宝鶏市にある一部のレストランは、厨房の様子を客にリアルタイムで公開している。華商報が伝えた。

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これは同市の食品・薬品監督管理局が行っている、「陽光厨房」と題した取り組み。これに賛同するレストランは厨房にカメラを設置し、中の様子をホールに備え付けられたテレビからリアルタイムで公開している。

同取り組みに市民は、「どんな油を使っているのか、どんな食料をどのように調理しているのかが分かり、消費者は安心できる」と話している。同じ取り組みをしている学校の食堂では、学生から「以前は外でご飯を食べていたが、厨房にカメラが設置されてからは、外よりも食堂の方が安心できるため、今はもっぱら学校の食堂を利用している」と語った。また、取り組みを行っているレストランの責任者は、「厨房の様子を公開してからというもの、来店者数や売り上げが以前より2割増加している」とうれしい声も聞こえている。

食品・薬品監督管理局によると、レストランが厨房の様子を公開することで消費者が安心して利用できるだけでなく、同局はこのシステムを通して監督することもできる。現在同市で取り組みに賛同しているレストランや学校の食堂は20店で、今後は全市に広めて行くという。（翻訳・編集/内山）