四川大地震から5年、責任追及されない手抜き工事に怒りの声―中国

Record China    2013年5月13日(月) 19時25分

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12日、四川大地震から5年を迎え、中国のネット上には犠牲者の冥福を祈るメッセージとともに、いまだに決着がつけられていない手抜き工事の責任者らに対する怒りの声が溢れかえった。写真は12日、四川大地震の被災地の学校跡地で犠牲者を追悼する人々。

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2013年5月12日、四川大地震から5年を迎え、中国のネット上には犠牲者の冥福を祈るメッセージとともに、いまだに決着がつけられていない「おから工程(手抜き工事)」の責任者らに対する怒りの声が溢れかえった。BBC中国語サイトが伝えた。

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08年に発生した四川大地震では、小中学校の校舎が多数倒壊して約2万人の子供が犠牲になり、手抜き工事が大きな社会問題となった。

12日、ネット上には「中国当局は依然としておから工程の施工企業や監督機関に対して何の処罰も行っていない」「彼らを八つ裂きにすべきだ」「おから工程という罪に決着がつく日を待っていろ」など、激しいメッセージが並んだ。

また、当日は母の日と重なったこともあり、「校舎の下敷きになって亡くなった子供たちを忘れることができない。私は貴方たちの名前さえ知ることができないけれど」「手抜き工事や腐敗高官のために死んでいった子供たちの母親の心情を考えると…」など、子供を失った親の気持ちを思いやるようなメッセージも目立った。

さらに、四川大地震後に建設された“耐震建築物”が、今年4月20日に四川省雅安市蘆山県を襲ったマグニチュード(M)7.0の地震によって倒壊したことについても、「のど元過ぎれば熱さ忘れるだ。おから工程を止めない限り、さらに多くの犠牲者が生まれる可能性がある」などの批判がみられた。

あるネットユーザーは、「地震の予測は世界的にも難しい問題で、予測に頼って被害を減らすことは現実的ではない。今できることは建築物の耐震レベルを高めることであり、手抜き工事は絶対してはならない」と指摘した。

しかし一方で、現地政府が建てた耐震建築物などを調査した香港の慈善団体はBBCの取材に対して、「多くの人が指摘するようなおから工程ではない」と答えている。(翻訳・編集/HA)

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