アン・リー監督「映画を撮るのは宿命」、チャン・ツィイーとタン・ウェイの魅力語る―台湾

Record China    2013年5月13日(月) 11時11分

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10日、台湾のアン・リー監督が、台北市で映画フォーラムに出席。監督の立場から映画や過去の作品について語った。

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2013年5月10日、台湾の映画監督アン・リー(李安)が、台北市で映画フォーラムに出席。監督の立場から映画や過去の作品について語った。騰訊網が伝えた。

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今年2月に開催された第85回米アカデミー賞で、「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」により監督賞を受賞。05年の「ブロークバック・マウンテン」に続き、2度目の受賞という快挙を成し遂げた。リー監督はこのほど、受賞後初めて台湾へ帰郷。大フィーバーを巻き起こしている。

10日、台湾文化部主催による映画フォーラム「我的時代和我(私の時代と私)」に出席。500人を超える観客の前で映画について語った。「1本の映画を撮るには大変な労力がいる。才能だけでは撮れない。さまざまな要素が必要になる。いつも、映画を撮り終えるたび、“これで最後にしよう”と思う」と語った。しかし毎回、ひと段落ついたら、再び次回作への興味がむくむくと湧き上がってくるという。

映画を撮るのは「宿命」と語っている。「それが自分の宿命なら、撮り続けたい。僕の映画を愛してくれる大勢の人のため、自分の能力を最大限に発揮するのが僕の責任だと思う。自分に対しても、人に対しても、申し訳ないことはできない」とコメント。映画人として、監督が感じている責任と使命感を語っている。

主演に新人を大胆に起用することも、リー監督の映画の特徴だ。この日は、過去に起用した女優2人について語った。すでに人気女優だったチャン・ツィイー(章子怡)と、無名女優だったタン・ウェイ(湯唯)だ。ツィイーは「神から選ばれたような人」で、いつどんな角度から撮っても完璧に美しい。しかし、「ラスト、コーション」で起用したタン・ウェイはこれと違い、彼女には自分の見せ方を学ぶ努力が必要だった。監督がタン・ウェイを起用した理由は、映画の時代設定となった1930〜40年代から抜け出してきたような、彼女の雰囲気や気品にひかれたため。彼女の容貌や雰囲気から伝わってくる大きな可能性を強く感じたという。(翻訳・編集/Mathilda

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