Record China 2019年6月22日(土) 12時50分
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19日、中国のネット上に、東京の銀座や六本木、東京タワーを訪れたという中国人観光客による旅行記が掲載された。写真は東京タワー。
2019年6月19日、中国のネット上に、東京の銀座や六本木、東京タワーを訪れたという中国人観光客による旅行記が掲載された。以下はその概要。
福州から東京まで、3時間強のフライト。キャビンアテンダントがカートを押して私のところまでやってきてすぐに、「ただいま当機は気流の悪いところを通過しています。シートベルトをお締めください。しばらく機内サービスを停止します」というアナウンスが流れた。反応が間に合わず、私は先ほど入れてもらったばかりのお茶を全身にこぼしてしまった。結果的にビジネスクラスにグレードアップしてもらえたけど、私は飛行機で滅多にお目にかかれない、窓際の席でズボンを乾かす乗客になってしまった。
飛行機を降りてすぐ、今回旅行を共にするメンバーに連絡した。日本の高齢化問題については聞いたことがあったけど、百聞は一見に如かず。空港のグランドスタッフには白髪を生やした人がたくさんいた。きっと中国も今後こうなっていくんだろう。日本人は全員、やると決めたら貫かないと気が済まないというのは本当のようで、キャリーケースは全て同じ向きに揃えて整然と並べられていた。
日本での最初の食事は「一蘭」のラーメン。入り口の自動券売機でメニューを選んで、券を店員さんに渡すのだけど、そのときにオーダーシートで味の濃さや、ネギや唐辛子ソースの量を選べる。店のスタッフの半分は中国人で、私にこっそり「中国人が来なかったら一蘭はこんなに流行ってないよ」と教えてくれた。
夜は銀座に行くことになっていた。私は今回の旅行グループのリーダー役だったから、みんなに「ここは日本の代表的なショッピング街で、パリのシャンゼリゼ通りや、ニューヨークの5番街と並んで世界の3大商店街と称されているの。1丁目から8丁目まで8本の大通りが走っていて、中でも4丁目の辺りが一番にぎやかなのよ」と説明してあげた。
一蘭を食べ終えてから直接銀座の4丁目まで向かったのだけど、着いてすぐに想像していたような人ごみが全く見当たらないことに気付いた。お店は午後8時で閉まってしまっていたのだ。庶民の味方、ユニクロでさえも私たちが足を踏み入れると同時に閉店のアナウンスが流れ出して、もう本当に気まずかった。
電車を乗り継いで六本木に向かった。六本木ヒルズの展望台を予約してあって、そこから初めて東京タワーを眺めたのだ。駅を出ると、驚いたことにShake Shack(シェイクシャック)の店舗を見つけた。これって私が去年ロシアで食べ損ねた、ニューヨークで一番おいしいっていう伝説のハンバーガー屋じゃない!今回こそはチャンスを逃せない。みんなは食べてばかりで全然お腹が空いてないって言ったけれど、おいしい食べ物の魅力には勝てない。私たちは8人で4つを分けて食べることにした。
店内は満席だったから、私たちは店の外のイスに座って風に当たりながら待った。すると、とうとう料理が運ばれてきた!名物メニューのハンバーガーは、チーズたっぷりでバンズもふわふわ。ビーフパティも手作りのような食感で、まさしく水餃子も手で包まれたものの方が機械の加工ラインで作られたものよりおいしいのと同じ道理だった。セルフサービスのソースもすばらしくて、もうこれ以上無いくらいにおいしかった。今年、上海にも中国1号店がオープンしたけれど、聞くところによると数時間待ちの行列らしい。だからみんな、六本木を通りかかったときは絶対にこれを逃さないようにしてね。
旅のプランを練っていた時に悩んだのは、どこで夜景を見るかという問題だった。東京には有料の展望台がいくつかあって、そのうちの3つが東京タワー、六本木ヒルズ、そしてスカイツリーにある。スカイツリーのある浅草の辺りは、繁華街から少し離れていたので候補から外した。東京タワーには、漫画「ワンピース」とコラボしたコーナーがあるけれど、東京タワーに登ってしまっては東京タワーが見えないじゃない。だから最終的に六本木ヒルズに行くことに決めた。ガラスで囲まれた屋内展望台は人で占領されているから、上手く場所とタイミングを見計らわないと、景色を撮ったはずの写真にガラスに反射した人影がたくさん写り込んでしまう。
夜景を撮り終えてから、同じビルにある森美術館を見に行った。それでもまだ時間があって、同時に少し物足りない感じもしたので、私たちは改めて東京タワーの足元までやってきた。東京を代表する、オレンジ色の灯火を間近で見た。
そうだ。東京都庁の45階も無料で入場できる展望台になってるけど、夕方以降は北側の展望台が閉まってしまって東京タワーが見られなくなる。だからやっぱり、東京タワーが見たければ、六本木しかないみたいね。(翻訳・編集/岩谷)
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