Record China 2019年6月23日(日) 23時40分
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中国河南省メディアの大河網は18日、「当たり屋」に遭ったタクシー運転手を小学生らが目撃証言によって救ったというニュースを報じた。
タクシー運転手を務める女性の王(ワン)さんは4日午後2時30分ごろ、鄭州市農科路にある交差点で信号待ちをしていた。すると突然、車体の右後方をぶつけたような感覚があった。すぐに車から降りて確認してみると、1台の電動バイクと乗っていたとみられる男女2人が地面に倒れていた。王さんが手を貸して起こすと、2人は王さんに1000元(約1万5700円)の賠償金を支払うよう求めたという。
王さんにとって初めての経験だった。しかも停車した自分の車が渋滞を引き起こすのではないかと慌てていたため、持ち合わせている額だけ払うことで示談をまとめた。そして約400元(約6300円)を支払おうとした。その時、小学生の集団がやってきて、「おばさん、お金を渡しちゃだめだよ。僕たちは全部見ていたんだ。この人はわざとおばさんの車にぶつかっていたよ。早く警察に通報して。道路には監視カメラがあるし、僕たちも証言するから」と声を掛けた。金を要求した男はこれを聞くと電動バイクに乗って立ち去り、女も早足で現場を離れたという。
王さんは「小学生たちが私のために証言をしてくれて、すごく感動した」「中でも7~8人の子どもは、『電動バイクが自らタクシーにぶつかり、タクシーは動いていませんでした』と書いた紙に自分の名前をサインして渡してくれた。この勇敢な子どもたちにとても感謝している」と話した。王さんは17日になり、所属するタクシー会社の上司や記者と共に子どもたちが通う小学校を訪れ、校長らに一部始終を伝えた。さらに、証言をした子どもたちを集め、感謝や称賛の言葉を刺しゅうした垂れ旗を贈った。
記事は続けて、「王さんは幸運にも親切な小学生らと居合わせたため、被害を免れたが、もし日常生活で『当たり屋』に遭遇したら、どうすれば良いのだろうか?」と問題提起した。市公安局(市警)に所属する警察官は、「『当たり屋』の被害に遭っても慌てずに。相手と口論したり体に触れたりしないようにしてください。相手は個人的に金銭を奪い取ろうとするので、示談で解決しようとすることは、さらに避けねばいけません。すぐに警察に助けを求めてください。一般的に、警察に通報すれば『当たり屋』はそれ以上に突っかかってくることはありません」と紹介したという。警察官は、車にドライブレコーダーを搭載して、事故時の証拠を残すことも推奨したという。(翻訳・編集/岩谷)
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