中国人消費者、EVの購入をためらうわけは?―中国メディア

Record China    2013年5月9日(木) 17時9分

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7日、中国の純電気自動車(EV)はいくつかのボトルネックを抱えており、消費者の多くが購入を控えている。写真は中国製の純電気自動車。

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2012年5月7日、人民日報によると、3月22日に設立された元光電気自動車分公司は、中国北西部で初の純電気自動車(EV)のタクシー会社だ。同公司のマーケティング部主任を務める劉徳鵬(リウ・ダーポン)氏は「EVはすばらしい」と語るが、現在はまだ購入していないという。中国のEVはいくつかのボトルネックを抱えており、劉氏は購入をためらっている。

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劉氏はEV購入を控えている理由として、「EVはガソリン自動車よりも高額な上に、使用も不便だ。充電スタンドが少ないし、充電時間も長い。20キロワット時の電気を充電するためには、家庭用の220Vコンセントで8時間充電しなければならない。1回の充電で走行できる距離は、20キロワット時で100kmと短い。しかも途中で電気を使い果たすわけにいかないので、少し残すと考えると、1度の充電で80kmほどしか走れない」と語る。これらの原因から、消費者の多くがEVの購入を控えている状態だ。

劉氏は、「EVは国による普及推進を必要としている。世界各国がEVの普及に力を入れているが、中国は10%の力も出していない。また、EV分野を強化するためには企業の力も必要だ。同分野において我々企業はまだ全力を尽くしていない。例えばバッテリーも向上の余地があり、外観もまだ研究が足りない。こうした原因で、一般の人々はEVにあまり関心を持っていない」と指摘した。(提供/人民網日本語版・翻訳/SN・編集/内山

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