生活苦のトップランナー「金メダル、買ってください」―北京

2007年4月7日、中国で数々のメダルに輝いたマラソンランナー、艾冬梅（アイ・ドンメイ）さんが、生活苦にあえぎ、やむなく過去に獲得した16個のメダルを自身のブログ上で売りに出した。するとたった2日間で多数の購入希望者が書き込みをし、それと共にどんどん値段も釣り上がった。もともと1000元（約15000円）で売りに出していた北京マラソンの金メダルにはとうとう5万元（約75万円）の値段がついた。

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艾さんは夫が職を失ったため、現在、子どもを連れて露天での衣類販売で日銭を稼いでいるが、家族が食べていけるほどの収入にならず、新たな商売の元手にしたいとメダルを手放すことに決めた。***

艾さんは次々に書き込まれる励ましのメッセージに対し、予想以上の反響に感謝する一方で、購入希望者が北京在住でなければ連絡を取りにくい、ということもあり、書き込みが値段のつり上げだけを狙ったイタズラでないことを望んでいる。（翻訳編集・WF）