早朝から一杯の水をもらいに―四川省遂寧市

Record China    2007年4月10日(火) 17時7分

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四川省遂寧市の山に囲まれたある村は干ばつの極限状態に達している。もともと河川がない上、3年前から続く大干ばつで、今や1日に洗面器一杯の水しか手に入らない。

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2007年4月9日、四川省遂寧市の山に囲まれたある村は干ばつの極限状態に達していた。もともと河川がない上、3年続く大干ばつで、雨水だけに頼って暮らしていた。以前は430世帯が暮らしていたこの村も、極度の水不足に半数が村外に引っ越して行ってしまった。残る村人も、働ける世代はみな出稼ぎに行き、村は60歳以上の老人ばかり。水だけでなく労働力も不足しているため、田畑は荒れ放題だ。

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とにかく水がない。家畜に与える水さえ惜しくて家畜のほとんどが処分された。昨年だけでも100か所以上の井戸を掘ってはみたものの、ほとんどが30m以上掘り進んでも水は出なかった。今はわずかに水が湧く穴から洗面器に一杯の水をわけてもらうため、村人は朝の3時4時から列を作る。***

この惨状に村役場から給水車を派遣してもらえることになった。車が入って来られるように、村民が手分けして道を平らに均したその直後、わずかな雨がまた道をぬかるみに変え、給水車は入れず、雨も集まらず、と皮肉な結果に終わってしまった。(翻訳編集・WF)

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