Record China 2013年4月28日(日) 15時55分
拡大
26日、四川省で発生した震災について、一般の人々が真っ先に選ぶ寄付先は中国赤十字会ではなく、アクションスターのジェット・リーが運営する基金会となっている。写真はジェット・リー。
(1 / 8 枚)
2013年4月26日、四川省で発生した震災について、一般の人々が真っ先に選ぶ寄付先は中国赤十字会ではなく、アクションスターのジェット・リーが運営する基金会となっている。中央通訊社が伝えた。
【その他の写真】
中国・四川省雅安市で今月20日、マグニチュード(M)7.0の大規模な地震が発生。被災地に社会の大きな関心が寄せられる中、一般の人々が真っ先に選ぶ募金先は、ジェット・リーが運営するチャリティー基金会「壹基金(One Foundation)」となっている。
中国赤十字会はこれまで、集まった寄付金の使途不明疑惑が浮上したり、中国ネット界を揺るがす「郭美美騒動」が発生している。この騒動は「郭美美」を名乗る女性が、高級ブランドに囲まれたゴージャスな生活をマイクロブログで紹介し、彼女の肩書きが「中国赤十字会商会総経理」とあったことで、寄付金横領を疑われたもの。こういった複数の要因から、中国赤十字会はすっかり世間の信用を失っている。
ジェット・リーは2007年に「壹基金」を設立。2004年にスマトラ島沖地震・津波災害に現地で遭遇し、死の恐怖に直面したことが設立のきっかけだ。その後、ジェットは俳優業そっちのけでチャリティー活動に取り組んでいる。
ジェットの見せる真摯な姿勢や、「壹基金」がこれまで実現してきた成果、何よりその透明性が世間の高い支持を集めている。「壹基金」にはすでに3400万元(約5億4000万円)を超える寄付金が集まっている。中国赤十字会が発表しているのは、26日現在で1100万元(約1億7000万円)。うち500万元(約8000万円)は台湾赤十字会から届けられたもので、「壹基金」と比較してみれば、社会からの不信感は明らかだ。
とは言え、「壹基金」は中国赤十字会の傘下にある独立運営組織。ジェット自身は、「赤十字会の支持がなければ、僕の基金会はここまで成長できなかった」と感謝の言葉を述べている。しかし、「組織が変わるには時間が必要」と、赤十字会の混乱について苦言もチラリと口にしている。(翻訳・編集/Mathilda)
この記事のコメントを見る
Record China
2013/4/25
2013/4/26
2013/4/27
ピックアップ
we`re
RecordChina
お問い合わせ
Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら
業務提携
Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら
この記事のコメントを見る