Record China 2019年6月3日(月) 7時30分
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中国メディアの新浪網は米国のF-35はステルス性を犠牲にした「野獣モード」による戦闘も想定していると紹介。自国のJ-20ステルス戦闘機も取り入れてよいと主張した。写真は航空自衛隊が運用するF-35A戦闘機。同隊公式サイトより。
中国メディアの新浪網は2019年6月1日付記事で、米国のF-35にはステルス性を犠牲にした「野獣モード」による戦闘も想定していると紹介。自国のJ-20(殲20)ステルス戦闘機も取り入れてよいと主張した。
記事はまず、F-35はステルス戦闘機として有名だが、ステルス性を確保するためには搭載する爆弾やミサイルなどの兵器をすべて機体内に収納せねばならないと紹介。ただしその場合、搭載兵器の量は大幅に制限される。
米軍の発表によると、F-35は「ステルスモード」で対空任務を執行する場合、AIM-120空対空中距離ミサイルを4発、あるいはAIM-120とAIM-9を2発ずつ搭載できる。一つの目標にミサイルを2発ずつ発射する作戦方法にもとづけば、F-35は二つの空中目標を攻撃すれば、基地に引き返して兵器を補充せねばならない。
対地攻撃の場合、自衛用にAIM-120を2発搭載するので、GBU-31誘導爆弾などで攻撃できる地上の目標は最大で4カ所だけになる。
つまりF-35はステルス性能を生かそうとすると、火力不足で効率の悪い使い方しかできない。そのため、F-35については設計当初から、ステルス性を犠牲にして攻撃力を増加させる「野獣モード」という用法が考慮されていたという。「野獣モード」は機体外にも兵器を搭載するので、火力は3~4倍に増大するという。
記事は、米軍は「野獣モード」を「3日目の搭載方式」と位置づけていると紹介。先頭開始の2日目まではステルス性を生かして相手に打撃を与え、防御力が衰えた3日目からは「野獣モード」に切り替えて相手の戦力を完全に崩壊させるという。
記事は、自国のJ-20(殲20)ステルス戦闘機も「野獣モード」を取り入れてよいと主張した。(翻訳・編集/如月隼人)
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