2日間待った救援物資はトラック1台分のヨーグルトのみ…陸の孤島と化した被災村―四川省雅安市

Record China    2013年4月22日(月) 18時19分

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20日朝(現地時間)、四川省雅安市蘆山県でM7.0の地震が発生した。被災状況の深刻な同県双石鎮は陸の孤島と化しており、多く見積もっても4日分の食料しか備蓄していない。写真は21日早朝の蘆山県。避難所もなく、安全に眠る場所が確保できない住民たち。

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2013年4月20日朝(現地時間=以下同)、四川省雅安市蘆山県でマグニチュード(M)7.0の地震が発生した。四川省政府の発表によると22日朝現在、震災による死者は188人、行方不明者は25人、負傷者は1万1460人に達している。被災状況の深刻な同県双石鎮では依然として通信・電気・水道が遮断された状態で、9割の家屋が倒壊。多く見積もっても4日分の食料しか備蓄しておらず、救援の手を今かと待っている状態だ。新京報の報道。

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外部に繋がる道路もほぼ遮断状態で、陸の孤島と化している双石鎮。8000人分の避難用テントや食糧、飲料水が不足している。双石鎮では耕作を止めてしまった住民がほとんどで、食糧の備蓄が極端に少なく、せいぜい4日分の備蓄が限度だという。外界とのアクセスが断たれる中、村の幹部はなんとかして県に救援を求めたが、震災発生後の2日間で入手できたのは、トラック1台分のヨーグルトのみだったという。

なお、わずかに残った米も「水がないために炊けない」と現地住民はこぼしている。地震後、地下水が濁ってしまい、井戸水は心配で使うことができないという。(翻訳・編集/愛玉)

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