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18日、米紙ワシントン・ポストは、貿易競争を繰り広げてきたメキシコと中国の関係が変化したと報じている。米国市場を奪い合う競争相手から協力関係へと転じている。写真は江蘇省の電子機器工場。
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2013年4月18日、米紙ワシントン・ポストは、貿易競争を繰り広げてきたメキシコと中国の関係が変化したと報じている。
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米国への主要な商品供給国として、中国とメキシコは10年以上も競争を繰り広げてきた。中国の世界貿易機関(WTO)加盟にもメキシコは反対していた。しかしその状況に変化が生まれている。
これまでは中国が優位に立つことが多かったが、中国の労働コストが上昇するに伴い、米国市場における中国のシェアは減少。逆にメキシコのシェアは高まりつつある。輸送コストやエネルギー価格を考慮すれば、メキシコの労働コストは中国を下回っていると経済学者は指摘している。
変化は単に優位が移り変わったことのみを意味するものではない。中国で部品を製造し、メキシコで組立て、米国市場で販売するという、中国とメキシコが協力して最適のサプライチェーンを構築する動きも見られる。
さらに中国消費者の所得が向上したことに伴い、メキシコから中国に輸出する動きも広がっている。あるメキシコの研究者は中国とメキシコは従来、米国市場を奪い合う競争相手だったが、すでにそうした競争は終わったと指摘している。(翻訳・編集/KT)
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