<中国気になる話>火鍋がやみつきになる理由?!隠し味は麻薬成分だった

Record China    2013年4月20日(土) 8時20分

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18日、ニュースサイト「KINBRICKS NOW」は、麻薬成分の入った中国の“ケシがら火鍋”について取り上げた。アヘンの原料となるケシがらを隠し味に使う店が実在するという。写真は火鍋のスープ。

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2013年4月18日、ニュースサイト「KINBRICKS NOW」は、麻薬成分の入った中国の“ケシがら火鍋”について取り上げた。

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8日付揚子晩報は江蘇省南京市で“ケシがら火鍋”が摘発されたと報じた。発見したのはあるネットユーザー。レストランで火鍋を食べたところ、他の店とは一味違う味にびっくり。これはケシが入っているとにらんだそのネットユーザー、再びその店を訪問し、食後にモルヒネ尿検査キットを使ったところ、なんと陽性と表示された。この事実をネットに公開したところ話題となった。

警察が捜査したところ、このレストランは市場からケシの実とケシがらを仕入れて、火鍋のスープに入れていた。ケシがらといえばアヘンの原料、もちろん売買は違法だ。だが記者の取材に店主は悪びれた様子もなく「ケシがらを入れないと絶対にまずい。お客がリピーターになってくれない。他の店も入れている」と話している。

実は中国では火鍋にケシがらを入れる違法行為はありふれたもの。1991年8月には「食品中にケシがら(ケシの実)を使用するなど違法行為取り調べに関する通知」という政府通達も出ている。

四川省で火鍋レストラン268店舗を調査したところ、67店舗がケシがらを使用していた。さらに5店舗が頭痛薬をスープに混ぜていた。ケシがらや頭痛薬の麻薬成分が隠し味だったわけだ。上記通達から20年以上が過ぎた今も一部店舗ではケシがらの使用を続けている。2011年にも再度、ケシがら禁止の通達が出ているほど。

火鍋、特に真っ赤で辛いスープの火鍋は猛烈な辛さでやみつきになることで有名。だが中には辛さ以外の別の隠し味で癖になるおいしさを実現している店もあるようだ。(筆者:chinanews)

■中国在住経験を持つ翻訳者Chinanews氏は、ニュースサイト「KINBRICKS NOW」を運営。ネットの流行から社会事情、事件、スポーツ、芸能など中国関連のトピックを幅広く紹介している。

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