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18日、江蘇省南京市の市街地では過去5年間に平均年1500回の道路工事を行っており、片側通行が多いため、ファスナー道路とやゆされている。写真は同市の道路工事と陸橋の爆破除去。
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2013年4月18日、中国江蘇網によると、江蘇省南京市の市街地では過去5年間に平均年1500回も道路工事が行われている。
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南京市市政設備総合維持管理処の劉斌(リウ・ビン)党総支書記によると、南京市の市街地では過去5年間に道路工事が3477回、水道管の補修などの工事が2529回実施されている。年平均1500回も道路が掘り返されている計算だ。
そのため南京市ではいつもどこかが工事されている状態。片側通行が多く、道路が二車線、片側通行、二車線とでこぼこしていることから、ファスナー道路ともやゆされている。もちろんこうした問題は南京市だけではなく、中国全土で共通のものだろう。
なぜこのような事態が起きるのか。その原因の一つは水道、下水道、電線、通信、ガス管など地下ライフラインの管轄権を持つ部局が多岐にわたっているためだという。道路の補修も地下施設の改修も一度にできればいいのだが、なかなかそういう訳にはいかず、同じところを何度も掘り返す非効率な状況につながっている。
こうした状況を解決する試みも始まっている。南京市の新たな都市区画では共同溝方式を導入。地下ライフラインを共同溝に集約することで道路を掘り返さなくても修理が可能になる。また、南京市は先日新たな条例を公布。新設道路は5年間は工事を禁じると定めた。
また現在、汚水と下水の管路を従来の合流式から分流式に変える工事が進められているが、この際にも他の地下ライフライン管轄部局と協調することが求められており、工事終了後5年間は同一地点の工事が禁じられる。(翻訳・編集/KT)
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