Record China 2013年4月18日(木) 17時49分
拡大
15日、中国青年報によると、胡潤研究院は今月10日に「2013年胡潤慈善ランキング」を発表した。同研究院が同ランキングを発表するのは、今年で10年連続となった。写真は黄如論氏。
(1 / 2 枚)
2013年4月15日、中国青年報によると、胡潤研究院は今月10日に「2013年胡潤慈善ランキング」を発表した。同研究院が同ランキングを発表するのは、今年で10年連続となった。
【その他の写真】
それによると、不動産やホテルなどを開発する企業の創設者である黄如論(ホアン・ルールン)氏(62)は5億8000万元(約92億8000万円)の寄付金で、2013年度の「中国で最も気前の良い慈善家」になった。黄氏は同ランキングの設立以来、10年連続でトップ10に入選している。南京市の不動産開発業者の楊休以(ヤン・シウイー)氏(52)は、4億元(約64億円)の寄付金で2位に入選した。許家印(シュー・ジアイン)氏(55)は3億9000万元(約62億4000万円)の寄付金で3位に入選し、9年連続でランクインした。これまで上位入選を果たしてきた陳光標(チェン・グアンビャオ)氏は、ランキングから除外された。
同ランキングは2012年4月1日から2013年3月31日の寄付金総額を統計範囲とした。企業家が50%以上の株式を取得している場合、その企業による寄付金も個人の寄付金としてカウントされる。
100人の慈善家のうち、不動産業者が最多の43人となった。トップ10も不動産業者が最多の5人に達し、同研究院の「中国富豪ランキング」の比率を大きく上回った。製造業は17人で2位に、建築業、金融・投資、エネルギーはそれぞれ9人で3位となった。
今回ランクインした100人の平均寄付額は2年連続で減少し、前年比45%減、2011年比で50%減となった。同研究院は、「寄付額は減少したが、中国人企業家の慈善事業はより系統化した」とした。同ランキング入選のハードルも前年比34.5%減の1100万元(約1億7600万円)となり、入選した企業家の資産総額は過去10年間で10倍以上に増加した。100人の慈善家は56億5000万元(約904億円)を寄付し、平均寄付額は10年前の3倍弱の5597万元(約8億9500億円)に達した。
黄氏は過去10年間で35億元弱(約560億円)を寄付しているが、そのうち20億減弱(約320億円)は教育事業に向けられた。黄氏は150億元(約2400億円)の資産総額により、2012年度の「中国富豪ランキング」の46位となっている。
100人の慈善家のうち、58人は「中国富豪ランキング」の入選者だ。そのうち、許家印氏、宗慶後(ゾン・チンホウ)氏と娘の宗馥莉(ゾン・フーリー)氏、王健林(ワン・ジエンリン)氏、陳麗華(チェン・リーホア)氏は、「中国富豪ランキング」のトップ10に選ばれた企業家だ。100人の慈善家の平均寄付額は、彼らの平均資産の0.6%を占め、前年の1.3%から低下した。
100人の慈善家の出生地を見ると、広東省出身者が25人、福建省出身者が15人入選した。浙江省出身者は「中国富豪ランキング」で最多となったが、「慈善ランキング」では8人で3位となった。同ランキングが設立されてから5年間、浙江省の企業家は最も寄付に積極的で、2004年に入選した50人の慈善企業家のうち14人が浙江省出身だった。その後は広東省出身者による寄付が増加し、浙江省出身者を追い抜いた。
企業本社の分布を見ると、広東省に本社を設立している慈善家が28人と最多で、福建省は13人で2位に、北京は3人減の12人で3位となった。これは「2012年度中国富豪ランキング」の企業本社の分布状況とほぼ一致している(広東省が1位、北京が2位、福建省が3位)。また、湖北省、遼寧省、山西省に本社を置く慈善家が大幅に増加した。
同ランキングの主な寄付先は教育で、全体の34%を占めた。教育への寄付は、母校への寄付、母校以外の学生への寄付、母校以外のキャンパス建設や教育設備建設などが中心となった。
富豪は、企業家にとって納税は社会責任を果たす最良の方法と考えている。一方、20%の富豪は「慈善事業への寄付」と回答し2位に達したが、同比率は前年よりやや低下した。4分の1以上の富豪は慈善事業に直接参与しようと考えており、公立慈善基金を選択する富豪は2割未満となった。民間慈善基金を選択する比率も、2割弱となった。(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/内山)
この記事のコメントを見る
Record China
2013/1/22
2013/2/2
2012/7/6
2012/5/29
2012/9/19
ピックアップ
we`re
RecordChina
お問い合わせ
Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら
業務提携
Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら
この記事のコメントを見る