Record China 2013年4月17日(水) 8時40分
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12日、ある中国高官が昨年、「トイレにトイレットペーパーを置かずに、何が国際化だ」と発言。中国の公衆トイレに無料のトイレットペーパーがない理由を米誌が探った。資料写真。
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2013年4月12日、米外交誌フォーリン・ポリシーは「中国の国際化を問うトイレットペーパー論争」と題した記事を掲載した。15日付で環球時報が伝えた。
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2012年、中国証券監督管理委員会の郭樹清(グオ・シューチン)会長は、中国証券の国際化問題を話し合っている最中に、「ここのビルのトイレにはトイレットペーパーがない。盗まれるのが怖いからか?われわれは毎日国際化を語っているが、この委員会から国際化すべきじゃないのか?トイレにトイレットペーパーすらないのに、何が国際化だ」と発言し、一同を驚かせた。
中国人はトイレに紙を持参する。トイレにトイレットペーパーがないのは当たり前の光景だ。2001年から2011年まで、私は中国の病院を10カ所以上訪問したが、トイレにトイレットペーパーが備え付けられていたのは、北京市内にある病院の特等室のみ。その他の部屋やその他の病院のトイレにはトイレットペーパーも石鹸も置いてなかった。理由を関係者に聞くと「無料で提供すると持ち去られるから」という答えが返ってきた。
中国が今直面している問題は、こうした小さなことからも浮かび上がってくる。中国衛生部は石鹸とトイレットペーパーの常備を国内すべての病院に命令することができないのか?あるいは命令を下しても、病院側がこれを無視しているのか?トイレットペーパーの購入費が流用されているのか?いずれにせよ、これらは中国の政府機関の弱体化を表している。
山東省のあるメディアは、前述の郭会長の発言を紹介し、同会長の率直な物言いと実行力を称賛。「その場にいた人々は全員あ然としていたが、会長の言葉でやっとわかったようだ。証券監督管理委員会のビルにはその後、トイレットペーパーは常に備え付けられている」と報じた。(翻訳・編集/本郷)
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