北朝鮮問題の解決、最大の影響力を持つのは中国ではなく米国―香港紙

Record China    2013年4月16日(火) 8時0分

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14日、香港紙は朝鮮半島の恒久的な平和のために北朝鮮に対して最も影響力を発揮できるのは中国ではなく米国であると論じた。資料写真。

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2013年4月14日、香港の英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは社説で、朝鮮半島の恒久的な平和のために北朝鮮に対して最も影響力を発揮できるのは中国ではなく、米国であると論じた。米華字メディア・多維新聞が伝えた。

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朝鮮戦争が終了してから、北朝鮮は一貫して危機を演出してきた。新しい指導者・金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が権力を手にした時、東北アジア諸国は北朝鮮の挑発と要求の連鎖が終わることを希望した。しかし、祖父や父を凌ぐ挑発行為がすでに行われている。

一般的には、金正恩第1書記に言うことを聞かせる能力があるのは、中国を置いて他にはないと認識されている。その理由は、北朝鮮の石油や80%の日常品、45%の食品が中国からの供給であると推測されているからである。中国がこれらの供給を止めれば、北朝鮮に対して最大の圧力を与えることができる。

一方で、中国は最近、北朝鮮に対する国連の制裁決議に賛同するとともに、朝鮮半島の非核化を進める努力をし、平和を望むと表明した。しかし、北朝鮮に対し、これまでどおりの方針を堅持するのか、あるいは強行策に転換するのか、目標をいかにして実現するのかについては中国国内でも認識が一致していない。

中国が他の国と比べ、北朝鮮との関係が密接であることは明らかだ。しかし、これは中国が北朝鮮をコントロールできることを意味しているわけではない。中国は北朝鮮に対し、これまでにも核実験を中止するよう求めてきたが、北朝鮮は公然と拒否してきた。中国はすでに北朝鮮をコントロールする能力を失っているのである。かといって、エネルギーや食糧の供給を断ち切れば、北朝鮮は崩壊し、多くの難民を発生させ、深刻な経済的危機を招くことになる可能性がある。

こうした状況の中、中国は13日、ケリー米国務長官を招き、北京で習近平(シー・ジンピン)国家主席をはじめとする指導部が会談するなど、自主的な行動をすでに取っている。しかし、中国は北朝鮮問題に対する解決方法を見つける手助けはできるが、それだけにすぎない。朝鮮半島に恒久的な平和をもたらすために、最大の影響力を発揮できるのは米国であり、中国ではない。(翻訳・編集/HA)

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