2013年4月13日、“香港版アカデミー賞”こと第32回香港電影金像奨の授賞式が行われ、映画「寒戦」が9部門を制した。BBC中文網が伝えた。

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中華圏最大級の映画祭で、“香港版アカデミー賞”こと電影金像奨。13日、香港で授賞式が開催された。注目される最優秀主演男優賞、女優賞に選ばれたのは、「寒戦」のレオン・カーフェイ（梁家輝）と「春嬌与志明」のミリアム・ヨン（楊千［女華］）。最優秀アクションアレンジ賞には、「ライジング・ドラゴン」のジャッキー・チェンが選ばれた。

アクションサスペンス作「寒戦」は、昨年の第17回釜山（プサン）国際映画祭でオープニングフィルムに選ばれ、ここ10年で最高の香港映画と絶賛される話題作。今年の金像奨では、最優秀主演男優賞はじめ、最優秀作品賞、最優秀脚本賞、最優秀新人賞など、主要9部門を総なめにする勢いを見せた。

レオン・カーフェイは過去に、最優秀主演男優賞に12回ノミネートされ、受賞したのはこれが4度目。受賞にあたって、愛する妻と双子の娘に感謝の言葉を述べている。カーフェイによると、娘たちは同級生を連れて、「寒戦」を4回も見に行ってくれたという。それだけに、「大勢の友達に映画をおごったようなので、チケット代もバカにならない。しかも全部、僕のあげたお金。それを穴埋めするために、どんどん稼がないと」と語り、会場の爆笑を浴びていた。（翻訳・編集/Mathilda）