カラフルで壮大な船の祭典「会船節」―江蘇省姜堰市

2007年4月7日、江蘇省姜堰（ジャンエン）市のチン湖で壮大な船の祭典「会船節」が行われた。カラフルで独特の装飾を施した約500隻の船に1万人を上回る兵士姿の参加者が乗って次々と漕ぎ出し、観光客を圧倒した。

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このイベントは第2回中国湿地生態観光祭の一環として行われ、日本やアメリカなど47カ国の大使館や企業関係者が招待された。長崎などに今も伝わるペーロンに似ているが、こちらは規模がさらに大きく、中国10大祭りと省の無形文化遺産に登録されている。始まりは明代とも宋代ともいわれる。由来は諸説あり、岳飛（がくひ）率いる軍と金の軍との激戦でなくなった兵士を祭ったとの説が有力で、毎年お盆に当たる清明節に催されてきた。

水郷を誇る同市は庶民の間で伝承されてきたこの祭りを1991年に正式に「会船節」と称して観光の目玉に据え、その後、年々規模を拡大し国内外に広くアピールしている。（翻訳編集・WF）