<鳥インフル>当局が北京へ飛び火の可能性否定せず、「すでに北京へ広がったのでは?」疑念の世論―中国

Record China    2013年4月12日(金) 18時16分

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11日現在、H7N9型鳥インフルエンザの感染者数は中国国内で38人に上った。感染者は華東地区に集中しているが、北京市衛生局は「ウイルスが北京市に流入する危険性は排除できない」との見解を発表している。写真はマスクをつけて北京の天安門広場を観光する旅行客。

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2013年4月11日現在、中国国営メディア・新華社通信の報道では、中国東部で感染の広がっているH7N9型鳥インフルエンザの感染者数は38人に上り、うち10人が死亡した。感染者はいずれも上海市と近隣の江蘇省・浙江省・安徽省に集中しているが、首都・北京市の衛生局は「ウイルスが北京市に流入する危険性は排除できない」との見解を発表し、波紋を広げている。新京報の報道。

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北京市衛生局の発表によると、春季に呼吸器系の感染症が流行する傾向のある中国。旅行シーズンのこの時期、人の移動が多いことや、渡り鳥が北上するシーズンであることも含め、現段階では華東地区に限定されている感染が北京へ飛び火する可能性は否定できないという。市内の医療機関ではすでに感染者の発生を想定し、病室・関連医薬品・救助物資・感染防止物資の確保を進めるなど受け入れ態勢を整えている。

このニュースが大手ポータルサイト・新浪(Sina)で発表されると、同日午後3時までに一般から800件ものコメントが寄せられた。その大部分は、北京市衛生局の発表を先読みし、「すでに北京市でも感染者が現れたのだろう」と疑う内容だった。以下、その一部。

「すでに感染は北京に広がっているのではないですか?」

「すでに感染疑い例が出ていると見たな」

「『北京で初の感染者確認』、こんな発表もまもなくだな」

「あるならある、ないならない、はっきりしてくれ。『可能性は排除できない』なんて言い方、つまりはすでに感染を確認したと黙認したようなものだろ」

「ついこの前、『人から人へは感染しない』と発表しているのに、“人の移動が多い”時期と感染拡大を関連付けるって矛盾しているだろ」

「これは次なる発表への伏線ですよね?」

「おそらくすでに感染例が出ているんだ、ただ、心の準備として前振りをしているだけだよな?」

「今後はパスポートがないと北京には入れなくなるかもよ?」

「ということは、全国に感染拡大…?」

「お上は自分に感染することだけ心配しているわけね、だから北京への飛び火を怖れているわけだね?全国各地のことを考えてくれよ!」(翻訳・編集/愛玉)

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