Record China 2007年4月7日(土) 16時32分
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旧暦の2月になると海南島に1300年来続く「婆祖」を祭る伝統行事、「軍坡(ジュンポー)」が各地で始まる。婆祖とは唐代にこの地を侵略から守った少数民族の女傑。出陣を模した祭りで、五穀豊穣を祈る。
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旧暦の2月になると海南島の村々でにぎやかな祭りの声が聞こえてくる。この地方に1300年来続く「婆祖」を祭る伝統行事で、地元では「軍坡(ジュンポー)」と呼ばれる。婆祖とは唐代、6世紀ごろにこの地域を侵略から守った少数民族俚(リー)族の女傑、シエン夫人のことで、侵略者との戦いに出たとされるこの時期に、出陣を模した祭りが行われる。
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毎年の祭りを「小軍」といい、5年に一度は「大軍」と呼ばれる大祭が催され、正月よりも盛大に祝う。たくさんの供え物を並べ、五穀豊穣を祈り、親戚や友人にご馳走を振舞う。見るものを驚かせる風習が「串杖」といわれるもので、槍を人間の唇に突き通して見せる。不思議なことに出血もなく、槍を抜いた後も残らないという。
もともとは地元の風習だったこの祭りも今ではすっかり海南島観光の目玉になっており、龍や獅子の舞い、格闘技なども観光客を楽しませてくれる。(翻訳編集・WF)
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