家が高くて買えません！北京っ子、涙の引っ越し―北京市

多くの北京っ子が代々住んできた胡同を離れ、不動産価格の安い河北省への引っ越しを余儀なくされている。その数は10万人を超えるが、結果、北京市郊外の開発につながるものと見られ、注目を集めている。

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中国経済の急速な発展に伴い、北京市など大都市の不動産価格は高騰を続けている。都市再開発により以前の住居を失った北京市民には、市内に新たな家を買うことが出来ず、仕方なく隣接する河北省へと引っ越しする者も多い。その数はすでに10万人を越えるという。住み慣れた北京市からの引っ越しを余儀なくされた者には同情を禁じ得ないが、市場原理による資源再分配の過程としてやむを得ない一面もある。

この北京市民の郊外への移動は、北京市の経済区画の拡大・郊外の開発につながる。すでに北京市・天津市・河北省に広がる巨大な経済地区が生まれつつあり、さらに隣接する環渤海経済地区とも融合する動きを見せつつある。この巨大な経済地区の誕生は経済成長の新たな基盤となるものとして期待されている。（翻訳/編集・高口康太）