インドを訪れる外国人女性観光客が激減、婦女暴行事件の多発が原因―英メディア

Record China    2013年4月2日(火) 11時33分

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31日、婦女暴行事件が多発するインドを訪れる外国人観光客が過去3カ月で激減。特に女性客は前年比で35%も減少している。写真はインド。

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2013年3月31日、英紙ガーディアン(電子版)によると、昨年12月にインドのニューデリーで発生した集団婦女暴行事件が、インドの観光業界に深刻なダメージを与えている。4月1日付で中国の国際在線が伝えた。

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インド商工会議所連合会(ASSOCHAM)が旅行会社1200社を対象に実施した調査の結果、今年1月から3月までの3カ月間にインドを訪れた外国人観光客の数は、前年比で約25%減少。中でも女性の観光客は35%減と大幅なマイナスとなった。

ニューデリー市内を走るバスの中で、男6人から性的暴行を受けた女子学生が死亡した事件から1カ月後、インドの観光局は「この暴行事件が観光業界に及ぼす影響はそれほど大きくない」と発言。しかし、その後少なくとも6人の外国人女性が暴行の被害に遭ったという報告もあり、多くの国が国民にインド旅行を控えるよう呼びかけている。

ニューデリー警察によると、今年1月1日以来、現地での犯罪発生件数は激増。なかでもセクハラ事件は前年同期比で590.4%、婦女暴行事件は147.6%と大幅にアップしている。ASSOCHAMのラワト事務局長は「インド政府は観光業界の収入で赤字を補てんしようとしていたが、安全面の問題から外国人観光客はインドを敬遠。マレーシアやインドネシア、ベトナムなど他のアジア国に目を向けている」と指摘した。(翻訳・編集/本郷)

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