Record China 2007年4月6日(金) 10時4分
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キングコブラの資料写真。2007年3月31日、体長4mを超す巨大なキングコブラが、雲南省騰冲県で生け捕りにされた。これほどまでに大きく育ったキングコブラは大変珍しい、と専門家。
2007年4月2日、地元森林公安警察と村民が見守る中、騰冲県高黎貢山のジャングルに一匹の巨大蛇が放たれた。体長4m以上、体重約9kgのキングコブラだと判明したこの蛇は、先月3月31日昼、騰冲県石坪村の段其昌(ドゥアン・チーチャン)さんが捕まえたもの。
実は段さん、先祖代々この村で、蛇を捕まえて生計を立ててきた一族の出で、いわばその道のプロ。現場に駆けつけた段さんは、あっという間に素手で蛇の頭を押さえつけ、続いて二人の村人が胴体を押さえ、三人がかりで大蛇の生け捕りに成功したという。
段さんのもとにはこの大蛇を一目見ようと連日多くの人々が訪れた。中には、高額でこの蛇を売って欲しいと申し出る人もいたが、段さんはこれを断った。こんなに巨大な蛇は国家の貴重な保護動物だと考え、地元公安局に連絡、大蛇は森林公安警察に預けられた。
専門家の調べでは、この大蛇は高黎貢山一帯に住む野生のキングコブラで、こんなに大きなものは大変珍しいとのこと。結局野生に戻すのが一番だとの判断で、生まれ育ったジャングルに放された。(翻訳・編集/本郷智子)
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