中国四川省成都市の遊園地で1日、14人が死傷する事故があった。中国新聞網など、複数の中国メディアが2日付で伝えた。

報道によると、同市天府新区にある親子遊園地「孩子的院子（子どもの庭）」の滑り台で、利用者が台から飛び出す事故があった。この事故で、大人2人が死亡、未成年者6人を含む12人が負傷した。

滑り台はかなりのスピードが出るもののようで、中国版ツイッター・微博（ウェイボー）などネット上には、飛び出したとみられる人たちが森の中のあちこちに倒れている様子の動画がアップされている。

詳しい事故原因は明らかにされていないが、滑り台の防護設備に何らかの問題があった可能性がある。報道によると、遊園地の運営会社の責任者はすでに拘束され、当該遊園地は運営を停止しているという。

ネット上では、「怖過ぎる…。安全第一で頼む」「滑り台で人が死ぬ！？なんてことだ」と驚きの声のほか、この遊園地について「過去にも同様の事故があった。これで3度目」「過去に2回も営業停止になってるのに、なぜまだ営業しているのか」と指摘したり、「ここだけでなく、多くの遊園地の安全性に問題がある。適当にやっているところが多過ぎる」と指摘したりする声も上がっている。

なお、2日午前、「成都の遊園地の滑り台事故で2人死亡12人負傷」は微博の検索キーワードランキングで一時トップになった。（翻訳・編集/北田）