2019年4月26日、中国メディアの澎湃新聞は、中国湖北省安陸市の一部地域で家庭用水が緑色に変色する現象が発生し、異臭なども発生していると伝えた。約20万人が影響を受けているという。

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記事は、変色の原因について関係者が「ダムの上流に位置する家々の生活汚水が川に直接流れ出したことで、アオコや藻などの繁殖が活発に行われた」と話していることを紹介。これらの地域の生活汚水処理場は現在建設中であるという。

記事は、「変色が起きている地域の水源地であるダムは、川の流れを押し留めた上で形成されている。川の中に流れ込んだ汚水はダムに行き着くはずだ」と指摘している。

記事によると、現地の水道局が水質確認を行ったところ、変色の主な原因となっているのはミドリムシで、専門家はこのダムに給水を行い、流動性を高めるよう提案したという。現地政府は25日、周囲にあるダムの水を移し替える作業を行うなどの対策を取ったと伝えられている。

記事によると、現地政府は関係部門と協力して水質検査や消毒を行っているという。市の水道関連会社は浄水場の吸水口に活性炭と凝集剤を入れるなど、異臭を取り除くために対策を講じているという。（翻訳・編集/和田）