中国のミニブログサービス、「削除など対応素早い」米大学調査が指摘―米メディア

Record China    2013年3月23日(土) 7時10分

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21日、中国で広く利用されているミニブログサービス「微博」は不適切な投稿に対する削除などの対応が極めて早いことが分かった。資料写真。

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2013年3月21日、米ラジオ放送ボイス・オブ・アメリカ (VOA)によると、中国で広く利用されているミニブログサービス「微博」(ウェイボー)は3億人ものユーザーを抱え、毎日1億件に上る“つぶやき”が書き込まれているが、不適切な投稿に対する削除などの対応が極めて早いと、米ライス大学の研究グループによる調査研究報告書が指摘している。

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過去に投稿を削除された経験を持つユーザー3500人に対して、2012年7月20日から9月8日まで追跡調査が行われた。その結果、問題があると見なされ削除された投稿のうち3割が投稿から5〜30分以内に削除されており、9割が投稿から24時間以内に削除されていることが明らかになった。

昨年7月21日、北京は記録的な豪雨に見舞われ多数の死傷者を出したが、市当局の対応への批判が高まったことによって「北京暴雨」が数日間にわたってNGワードとなった。また、7月末から8月上旬には元重慶市トップの薄熙来(ボー・シーライ)氏とその妻・谷開来(グー・カイライ)の名前がNGワードに。その後も釣魚島尖閣諸島)や北朝鮮の核実験などがNGワードとなり、関連する投稿が次々に削除された。

調査研究を行った専門家は、ミニブログ運営会社は業績を上げるとともに政府から問題視されないようにするため折り合いを付ける必要があると指摘し、「政府とユーザーの間で“綱渡り”をしている」と話している。(翻訳・編集/岡田)

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