Record China 2013年3月21日(木) 16時8分
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20日、中国国際問題研究所の郭憲綱副所長は、ロシアのエネルギー資源は非常に豊富であり、中国と日本の奪い合いを心配する必要はなく、いずれのニーズも満足させることができるだろうとの見方を示した。写真は09年5月、中ロ原油パイプラインの起工式。
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2013年3月20日、中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席が22日からロシアを訪問することに関し、中国国際問題研究所の郭憲綱(グオ・シエンガン)副所長は、ロシアのエネルギー資源は非常に豊富であり、中国と日本の奪い合いを心配する必要はなく、いずれのニーズも満足させることができるだろうとの見方を示した。中国新聞社が伝えた。
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習近平国家主席のロシア訪問について、郭副所長は「中国とロシアの関係を新たな段階へ押し上げ、地域だけでなく、世界的な平和と安定にも大きなメリットがある」との見解を示した。
政治分野に関しては、中国とロシアは国際問題に関する観点や立場の多くで一致していると指摘。経済分野については、「両大国の経済的な補完性は強い。中国はロシアに対して電気・機械設備製品や軽工業製品、農作物を輸出し、ロシアはエネルギー資源などを提供できる。最近数年の両国の貿易分野における発展は著しく、昨年は800億ドル(約7兆6800億円)を突破し、来年には1000億ドル(約9兆6000億円)を超えると予想されている」と話した。
また、一部で日本との競合が心配されているエネルギー資源の確保については、「ロシアの石油や天然ガス資源は非常に豊富であり、日本と中国のニーズを十分満たすことができる」とし、さらに、中央アジア諸国の天然ガスの輸出が徐々に拡大し、中国へのエネルギー供給元が多様化していると補足した。
一方、ロシアから見ると、エネルギー資源の輸出はロシア経済にとって非常に重要であり、ここ数年のエネルギー価格の上昇がロシア経済とロシア国民にとって非常に大きな作用を及ぼしてきた。
郭副所長は「中国の天然ガスに対するニーズは日々大きくなっており、ロシアは天然ガスの輸出市場について心配する必要はまったくない」と話し、「中国とロシアのエネルギー分野での協力の必要性はますます強くなっており、両国首脳間で天然ガス供給に関する具体的な話し合いが持たれるだろう」と分析した。
また、宇宙開発や原子力エネルギー分野の協力に関しても両国首脳間で話し合いが行われるだろうとの見方を示した。(翻訳・編集/HA)
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