2013年3月20日、香港の男性タレントによる同性相手の売春疑惑騒動が社会を騒がせている。明報が伝えた。

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香港では現在、最大手のテレビ局・無線電視（TVB）所属の男性タレント、ロナン・パック（白健恩）による売春疑惑が騒動となっている。ロナンは2010年、TVB主催の「ミスター香港」で入選したことをきっかけに芸能界デビュー。ドラマの脇役などで活動している。

騒動のきっかけになったのが、男性の同性愛者が集まるBBSの書き込み。「ミスター香港出身者で、白（パック）姓の人物」との性的交渉を仲介する、との内容が書き込まれた。1対1の場合は5万5000香港ドル（約68万円）、8人で申し込めば割引ありという、非常に生々しいものだった。

ある雑誌記者がおとりとなり、今月16日に仲介人を通じて指定されたホテルへ向かった。その付近に現れたロナンは不穏な様子を察したのか、急に逃げ出した。その姿は取材陣にキャッチされている。

19日、記者会見を開いたロナンは、売春行為について否定。16日当日は友人との飲み会に行くため、偶然通りかかっただけと語った。また、同様の報道が続いた場合は法的措置も辞さないとの構えを見せている。しかし、疑問点の多い騒動だけに、香港メディアでは追及の手を緩めていない。（翻訳・編集/Mathilda）