人民網日本語版 2019年4月25日(木) 1時50分
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北京市水務局はこのほど、最新の統計データに基づき、「南水北調(水不足解消のために南方地域の水を北方地域に送る国家プロジェクト)」の実施を通じ、総量45億立方メートル以上の水が北京エリアに供給されたことを明らかにした。資料写真。
北京市水務局はこのほど、最新の統計データに基づき、「南水北調(水不足解消のために南方地域の水を北方地域に送る国家プロジェクト)」の実施を通じ、総量45億立方メートル以上の水が北京エリアに供給されたことを明らかにした。送られた水の水質は、地表水の環境品質基準II類以上を安定的に保っているという。現在のところ、「南水北調」によって供給された水は、北京市街地の水道水の7割以上を占めるまでとなっており、1200万人以上の市民がその恩恵を直接受けていることになる。央視網が伝えた。
2014年12月12日、南水北調中線第一期工事が全線開通し、送水を開始した。同年12月27日、湖北省丹江口ダムから送られた長江の水が北京に供給された。これまでに北京に供給された45億立方メートルの水のうち、30億1900万立方メートルは給水施設に送られ、11億立方メートルは大型・中型ダムと緊急用水源地にプールされており、3億8100万立方メートルは都市河川・湖沼環境の補充・改善に運用されている。
このほか、南方の水が北京に供給されることで、北京エリアにおける地下水資源の蓄積・回復が効果的に促進されている。2016年、北京平原地区の地下水水位は、20年ぶりに低下から上昇傾向に転じた。北京市平原地区における地下水の深さは、2018年末の時点で23.03メートル、前年同期比1.94メートル上昇した。(提供/人民網日本語版・編集/KM)
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