Record China 2019年4月20日(土) 13時20分
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18日、中国のネット上に、日本旅行で観察したことについて紹介する旅行記が掲載された。写真は作者提供。
2019年4月18日、中国のネット上に、日本を旅行に訪れた中国人が観察した内容について記された旅行記が掲載された。以下はその概要。
4月、ちょうど桜の季節にツアーで6日間の日本旅行へ行った。今回のスケジュールは、東京、富士山、京都、大阪を回るもの。ただでさえ忙しい上に、ちょうど清明節(中国の墓参りの日)と桜の時期が重なり、観光客がとても多く、地元の人も墓参りに出かけるため、中国と同じく道路や観光地は渋滞が発生していた。のんびり気ままにゆっくり味わうこともできず、考証や考察に至っては言うまでもない状況。ただ直感的な印象に頼るほかはなかった。
1.清潔で秩序正しい
日本に到着して最初の印象は清潔、とにかく非常に清潔だということ。ごみ焼却場の煙突ですら汚れがなく、広西チワン族自治区の南寧市は国内でも清潔な都市の方だが、日本の大小の都市や農村と比べるとレベルが違うと思った。
2.高度に発達した社会
これは各方面で体現されていた。システムが健全で、分業が明確で、さらに磨きをかける。食品から工業品まですべてでこれらを感じることができる。最も分かりやすいのが食品で、「食は精を厭わず、膾(なます)は細きを厭わず」(食べ物に対する美の追求は永遠であるとの意味)が余すところなく体現されている。
3.伝統と現代の調和
日本についてのもう1つ深く印象に残ったことは、大小の神社仏閣が大小の都市や農村のいたるところにあること。これらの神社仏閣は、静態の建築環境と動態の人文活動の2つの面が紐となり、伝統と現代をうまくつなぎ合わせている。
4.国際化
東京、京都、大阪はどこも国際化の一面があり、多くの外国人旅行者を見かけることができるだけでなく、少なからぬ外国人労働者も見かける。しかも、こうした外国人労働者は現地の文化に溶け込みたいと願っており、この点、中国のいくつかの国際化都市とは異なっている。日本は伝統と現代が良く結び合わさっていることと関係があるのかもしれないし、社会の発展レベルと関係があるのかもしれない。
5.礼儀正しさと人情
わずか数日での接触だが、日本人は何事も礼儀正しく丁重だと思った。でも、少し距離感を感じる。日本人同士でもそうで、中国でよく見かけるような数人が互いに気ままに仲良くしているような様子はあまり見かけない。旅行中、ガイドが「日本人は家族間の情愛と人情がわりと希薄だ」と話していたが、個別の例による。しかも、こうした状況は中国でもあり、これは発展の程度と関係があるのではないかと思う。都市化が進むほどこのような状況が生じやすいのでは。
帰国便で日本人の高齢者が機内で倒れた。70歳以上の高齢者が旅行をする時、中国なら子どもが付き添わなかったとしても、たいてい友人が付き添ってくれるものだ。一般的に言って日本では高齢者が1人で外出しているのをよく見かける。(翻訳・編集/山中)
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