米韓首脳会談はなぜ2分で終了した? 米高官がその意図を説明

Record China    2019年4月17日(水) 11時50分

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16日、韓国・朝鮮日報によると、今月11日に行われた米韓首脳会談で、両首脳が1対1で話した時間が2分間しかなかったことについて、米ホワイトハウスの元高官が「米国が意図的に避けた可能性がある」と話した。写真は米ホワイトハウス。

2019年4月16日、韓国紙・朝鮮日報によると、今月11日に行われた米韓首脳会談で、両首脳が1対1で話をした時間が2分間ほどしかなかったことについて、米ホワイトハウスの元高官が「米国が意図的に避けた可能性がある」と話した。

記事によると、米国家安全保障会議(NSC)アジア上級部長などを務めたデニス・ワイルダー氏は、13日(現地時間)放送の米政府系放送「ボイス・オブ・アメリカ(VOA)」の対談番組に出演した際、「トランプ大統領と文在寅(ムン・ジェイン)大統領の単独会談の時間はたった2分間だったが、どのように解釈できるか」という司会者の質問に「実はわれわれは首脳間の単独会談の時間を制限してプラスの効果を収めている」と話した。

ワイルダー氏は「米国が文大統領に単独会談の時間を多く与えていなかったとしたら、それは文大統領がトランプ大統領に対して催促する機会を与えたくなかったという意味。米国大統領が韓国大統領と1対1で会った場で、実現の難しいことを(韓国側に)言わせたくなかったということ」とした。また「見方を変えれば、米国が文大統領を守ったとも言える。非公開の状況で、トランプ大統領に言われたくないことを言われないように配慮したもの。非公開で(話を)しても、一度出た言葉はどんな形であれ外に漏れてしまうものだ」とも話したという。

これを受け、韓国のネット上では「たった2分のために米国まで行った大統領を、国民のみなさんはどう思いますか?」「国外ばかりじゃなく、まずは国内の大気汚染を何とかして!」「政権が変われば米国も再び扉を開いてくれるだろう。今の政府は情けないったらありゃしない」など文政権への辛辣(しんらつ)な非難が目立つ。

一方で米国に対しては「文大統領を守るためというより、ざれ言を聞きたくなかったからじゃなくて?ナイス判断」「トランプ大統領、人間味があってジェントルだね」「文大統領は(北朝鮮の)金正恩(キム・ジョンウン)委員長の首席報道官なのに、随分配慮してくれたね」などと皮肉るコメントが寄せられている。(翻訳・編集/松村)

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