Record China 2013年3月15日(金) 7時52分
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10日、中国国務院は機構改革案を発表した。「国家新聞出版広播電影電視総局」という14文字に及ぶあまりにも長い名称に対し、ネットユーザーが次々とツッコミを入れている。写真は国家広播電影電視総局。
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2013年3月10日、中国国務院(政府)は国務院機構改革案を発表した。このうちメディア管理部門については、「国家広播電影電視(ラジオ・映画・テレビ)総局(広電総局)」と「国家新聞出版総署(国家版権局)」を解体し、「国家新聞出版広播電影電視総局」に統合する計画という。だが、「国家新聞出版広播電影電視総局」という14文字に及ぶあまりにも長い名称に対し、ネットユーザーが次々とツッコミを入れている。新機構の名称は「国家傳媒(メディア)総局」に変えた方が良いという意見が多くのネットユーザーから寄せられた。新民網が伝えた。
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■誰もが「あまりにも長い名称」
「国家新聞出版広播電影電視総局」は、あまりにも長く、言いづらく、覚えづらい、と多くのネットユーザーのツッコミの対象となっている。「交通部(交通省)だって、『国家汽車火車飛機輪船摩托自行車(国家自動車・汽車・航空機・船舶・自動二輪車)部』とは言わないだろう?」とあるネットユーザーは皮肉たっぷりにコメントした。
中国語名称ばかりでなく、英文名称もかなり長い。中国中央テレビ(CCTV)の英語ニュースによると、「国家新聞出版広播電影電視総局」の英語呼称は、「General Administration of Press and Publication,Radio,Film and Television」となり、各部門の名称の中で最も長い。あるネットユーザーは「この名称を読むと息切れする」とツッコミを入れた。
機関の名称が長すぎると、仕事に影響が及ぶのではと心配するネットユーザーも多い。メディア関係の仕事をしている「mellit」さんは、「今後、見出しを書く際、機関名だけで21字のほとんどを占めてしまうのでは?名刺を印刷する時、ちゃんと収まるのだろうか?会合で出席している指導者を紹介するとき、肩書きを読み上げるだけで時間がかかるのでは?」と疑問を連発した。
中国版ツイッター「微博(ミニブログ)」のユーザーによると、全国各地の部門名のうち、最も長いものは「湖北省推進武漢城市圏全国資源節約型和環境友好型社会建設総合配套改革試験区建設領導小組弁公室(計45文字、湖北省が武漢都市圏で全国資源節約型・環境友好型社会の建設を推進するための一体型総合モデル地域建設の指導チーム弁公室)」だという。
■ネットユーザーが提案「『国家マスコミ管理総局』にすれば?」
「新しい広電総局の名称は長すぎる!この名前が妥当だと思える?」。10日に新名称が発表されるとすぐに、微博で熱い議論が巻き起こった。多くのネットユーザーから、新・広電総局の名称について、数々の素晴らしいアイデアが寄せられた。「『新版広電総局』が良いのでは?」「『国新電電』はどう?」「国家傳媒総局は?」「略して『新広総局』でいいよ」――。
「@田維義」さんは、「『国家新聞出版広播電影電視総局』は、確かにあまりにも長く、昨今の『エコ』精神にそぐわない。広播学院は、ラジオからスタートし、ニュースに発展し、テレビ・映画・出版へと守備範囲を広げ、広播学院という名前ではカバーしきれなくなり、『傳媒(マスコミ)大学』に改名した。この事例を参考にするのと同時に、エコ精神にも照らし合わせ、新名称を『国家傳媒管理総局』とするのはどうか」と提案した。「@阿憶」さんも、「『国家新聞出版広播電影電視総局』ではなく、『国家傳媒管理総局』が良い。『傳』は『伝播』を表すと同時に、『伝統』も示している」とコメントした。
「国家傳媒管理総局」という名称を支持する微博ユーザーは非常に多かった。一方、ネットユーザーは全体的に、「それでは名前が簡単で短すぎる。新聞・出版・広播・電影・電視などのキーワードも盛り込むべきだ」という意見が多かった。
このほか、「@朱徳付」さんの意見は、やや批判的な意味合いが含まれているものの、全体のポイントを掴んでおり、多くのネットユーザーから支持された。彼は、「『国家新聞出版広播電影電視総局』の役割が、国民の『視聴』を管理することである点をかんがみて、『国家視聴総局』とすればよい」と提案した。(提供/人民網日本語版・翻訳/KM・編集/TF)
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