「アジアで最初にグローバル化に成功した国は日本、日本にはまだ手本にすべきことがたくさんある」=中国人企業家の発言に中国ネットの反応は…

Record China    2019年4月16日(火) 7時40分

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中国メディアの新浪財経は、14日に北京で行われた「第5回中国グローバル化フォーラム」で中国大手の不動産会社、万科集団(vanke)の創設者である王石氏が行ったスピーチを紹介。ネットユーザーからコメントが寄せられた。

中国メディアの新浪財経は、14日に北京で行われた「第5回中国グローバル化フォーラム」で中国大手の不動産会社、万科集団(vanke)の創設者である王石氏が行ったスピーチを紹介した。

王石氏はスピーチの中で、「グローバル化を推し進める前に、まずはアジアが一体となることが必要であり、そのためは日中関係や日印関係、朝鮮問題といった課題について経済貿易という立場からどのように向き合うかが重要である」と述べた。さらに、「アジアで最初にグローバル化に成功した国は日本であり、同じ東アジア圏の国として日本にはまだ中国が手本にすることがたくさんある」という見解を示した。

具体的に、王石氏は日本が毎年ノーベル賞受賞者を輩出していることを指摘し、「それに比べて中国はイノベーション人材を育てる環境がまだ不十分である」と述べたほか、中国の訪日旅行客がこの5年で急速に増加しているのに対し、日本や海外からの訪中旅行客は増加していないことに触れ、交流や対話、他者理解の重要性を強調した。

これに対して中国版ツイッター・微博(ウェイボー)では、あるユーザーの「彼が言いたいのはつまり、アジアを通り越して世界に羽ばたくなんて高い目標を掲げないで、もっと慎ましくしろってことなんじゃないの?」というコメントが多くのユーザーからの注目や共感を集めたほか、「ヨーロッパは一体化できたんだ。アジアもきっとすぐ達成できる」といった意見も寄せられた。

一方、「アジアが一体化しないとグローバル化は不可能と言いながら日本はグローバル化を果たしたと言い切るのは、矛盾では?」、「これはちょっときれい事って気がする」、「日本はアジアの一体化どころかすでにヨーロッパの方を向いているよね」など王石氏の発言に対して懐疑的な意見も数多く見られた。(翻訳・編集/岩谷)

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