金正恩氏の隠し口座発覚か?上海などの銀行に数億ドル以上預け入れ―韓国メディア

Record China    2013年3月12日(火) 18時57分

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11日、韓国政府筋の発表によると、北朝鮮は上海などの複数の銀行に数億ドル以上を預け入れていることが判明した。資料写真。

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2013年3月11日、韓国の朝鮮日報によると、北朝鮮が中国・上海などの複数の銀行に偽名や借名の口座数十件を保有し、数億ドル以上を預け入れていることが韓国政府筋の発表で判明した。

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これらの預金はすべて金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の統治資金と思われる。口座の名義と番号も判明しており、このうち一部は故・金正日(キム・ジョンイル)総書記の生前に開設されたとみられている。

今月7日に国連安全保障理事会が採択した北朝鮮制裁決議(第2094号)で金融制裁対象にはこれらの口座は含まれないため、制裁効果を疑問視する声も出ている。韓国と米国は金融制裁にこれらの口座を含めるべきだと中国側に訴えていたが、中国の反応は消極的なものだった。

韓国政府は、今回発覚した北朝鮮の隠し口座の預け入れ金額が、マカオの銀行バンコ・デルタ・アジア(BDA)に預けられていた金正日総書記の統治資金2500万ドル(約24億円)よりもはるかに多いことから、これらの口座を金融制裁対象に含むことができれば、BDAよりも大きな制裁効果があるとみている。

2005年9月19日の「6カ国協議共同声明」採択直後、米国はBDAの金総書記の秘密口座2500万ドルを凍結し、北朝鮮はこれに反発して6カ国協議をボイコット。06年には長距離弾道ミサイル(テポドン2号)の発射と1回目の核実験を強行した。北朝鮮の3回目の核実験を受けて、今月7日に採択された安保理の制裁決議は、核やミサイルの開発に関係する北朝鮮の金融資産(現金など)の移動や、金融サービス提供の禁止を加盟国に求めたほか、加盟国での北朝鮮系金融機関の業務開設禁止と、北朝鮮における加盟国の金融機関の業務開設禁止を要求している。(翻訳・編集/本郷)

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