Record China 2019年4月11日(木) 13時40分
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10日、中国メディアの観察者網は、トルコのエルドアン大統領が8日にロシアのモスクワを訪問した後、ロシア製地対空ミサイルシステム「S-400」をめぐるトルコ、米国、ロシアの駆け引きに新たな進展があったと報じた。写真はF-35。
2019年4月10日、中国メディアの観察者網は、トルコのエルドアン大統領が8日にロシアのモスクワを訪問した後、ロシア製地対空ミサイルシステム「S-400」をめぐるトルコ、米国、ロシアの駆け引きに新たな進展があったと報じた。
ロイター通信によると、トルコがS-400を購入する計画を持っていることについて、米政府は、S-400が北大西洋条約機構(NATO)の基準に合わず、米ロッキード・マーティンが開発し、トルコが生産に参加している戦闘機F-35にセキュリティー上の問題が生じる恐れがあるとして計画の中止を要請。その代わりにパトリオットを買うよう提案し、S-400を購入すればF-35の供給を中止するとともに、別途制裁措置を講じるとしていた。
記事によると、エルドアン大統領は8日、「この作業は完了した。S-400は7月に納入予定だが、早まる可能性もある」と述べた。また、同国のチャブシオール外相も9日、「米国がパトリオットを売りたくないのであれば、S-400をさらに購入するかもしれない」とし、さらに「F-35の供給が受けられなければ、トルコは必要な戦闘機を別に調達する。F-35に代わるものがないわけではない。ロシア製のSu-35やSu-57などがある」と発言したという。(翻訳・編集/柳川)
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