搭乗口を破壊、臭い靴下で歩く、ワインを盗む…中国人の航空トラブルはなぜ頻発するのか―米メディア

Record China    2013年3月9日(土) 20時40分

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5日、米メディアは、乗客のわがままからフライトが遅れたり、機内で好き放題するなど、中国人乗客を原因とする航空関係のトラブルが頻発する理由を考察した。写真は上海浦東国際空港。

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2013年3月5日、米ブルームバーグは、乗客のわがままからフライトが遅れたり、機内で好き放題するなど、中国人乗客を原因とする航空関係のトラブルが頻発する理由を考察した。7日付で環球時報が伝えた。

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中国では今年2月、乗客を原因とする航空関係のトラブルが続発した。雲南省の昆明長水国際空港では、飛行機に乗り遅れた乗客が怒りから搭乗口の機器を破壊した。北京首都国際空港では、ファーストクラスの乗客6人がシートベルトの着用を拒むなどして乗務員と口論になり、飛行機から下ろされ、同機も出発が遅れた。

広州白雲国際空港では、出発の遅れから乗客が関係者を殴打した。また、パリ発武漢行きの機内では、中国人乗客がワインをくすねてキャビンアテンダント(CA)から注意されたなど、これ以外にも報道されていない類似の事件が数多く起きている。当然、トラブルを起こす乗客は中国人だけではないが、報道を見る限り、その他の外国人に比べ中国人による事例が突出している。一体何が原因なのか?

春節(旧正月)がその大きな要因の1つである。中国人にとって、春節期間中の休暇は1年のうちで長期旅行が可能な数少ないチャンスであるため、この時期に人が殺到する。そのため、受け入れ側がさばき切れなくなり、遅延やトラブルが頻発し、乗客の怒りを引き起こす。

また、初めて飛行機に乗る人が多いことも原因の1つだ。列車などに比べて高品質のサービスが受けられるだろうと大きな期待を持っていたにもかかわらず、遅延などのトラブルに巻き込まれ、失望から怒りに変わるなどである。

一方、常軌を逸した行為によるトラブルは、乗客が引き起こすだけではない。報道によると、中国ではわずか9カ月間に、爆弾脅迫事件によるフライトの遅れが45件も発生している。

こうした悪列な行為は、一部の外国人にとっては驚くべきことであるが、メンツを重視する中国人にとっても耐え難いことになりつつある。あるネットユーザーは「恥ずかしい行為が中国人のメンツを丸つぶれにしている」と書いた。また、あるCAは「同胞に偏見を持っているわけではないが、外国人乗客の方が楽。シートベルトも進んで締めるし、靴を脱いで臭い靴下で機内を歩き回ることもないし、トイレでも使用後はきちんと水を流すから」と本音を語っている。

一方、中国メディアは通常、外国の道徳観が中国よりも優れているという見方に反対するが、現在は多くの中国メディアが「こうした現象は教育不足がもたらした道徳観の低下や素養が関係している」と報じている。(翻訳・編集/HA)

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