清掃員にスマートブレスレット着用強制、サボり防止機能に批判も―中国

Record China    2019年4月10日(水) 23時10分

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8日、中国で最近、南京市の環境サービス会社が、一部の清掃員に、サボり防止機能が付いたスマートブレスレットの着用を義務付けていたとして物議を醸しているという。写真は南京市の道路清掃員。

2019年4月8日、中国で最近、南京市の環境サービス会社が、一部の清掃員に、サボり防止機能が付いたスマートブレスレットの着用を義務付けていたとして物議を醸しているという。

北京青年報によると、南京市の環境サービス会社が今年3月、一部の清掃員に、GPSで位置情報を確認できる機能や、同じ場所に20分間滞在した場合、「頑張れ」との音声が自動で流れて作業を継続することを促す機能などが付いたスマートブレスレットを勤務中に着用するよう義務付けていたとして、清掃員やネットユーザーから「プライバシーの侵害だ」「労働者軽視だ」などと批判の声が上がった問題で、同社は今月4日、音声で注意を促す機能の利用を中止することを明らかにした。

米華字メディアの多維新聞などによると、中国では昨年末にも、貴州省の小中学校で児童や生徒にICチップを埋め込んだ制服を着用させ、その一挙一動を追跡できるシステムの導入が進んでいるなどと伝えられ、「監視社会化」に注目が集まっている。(翻訳・編集/柳川)

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