Record China 2019年4月5日(金) 17時10分
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4日、韓国・聯合ニュースによると、韓国南東部の慶尚北道が推進中の鬱陵島のユネスコ世界自然遺産登録をめぐり、登録対象に「竹島」が含まれていないことが物議を醸している。写真は韓国の独島体験館。
2019年4月4日、韓国・聯合ニュースによると、韓国南東部の慶尚北道が推進中の鬱陵島(ウルルンド)のユネスコ世界自然遺産登録をめぐり、登録対象に「竹島(韓国名:独島)」が含まれていないことが物議を醸している。
記事によると、慶尚北道は鬱陵島を対外的に広くPRし、素晴らしい自然景観、地質学的重要性、特殊で豊かな生態系の価値への認定を受け、国のブランド価値を高めるために世界自然遺産登録を推進している。また、鬱陵島の海洋生態系と陸上生態系の価値を発掘し、自然環境を保存したい考えという。今年から登録に向けた準備を始め、学術セミナーなどを経て2023年までの登録を目指している。
慶尚北道は今回、登録の可能性を高めるという実利的な面から、日韓が領有権を争う「竹島(鬱陵島から東南東へ約90キロメートルに位置する)」を登録対象から除外した。慶尚北道関係者は「独島を含めると世界遺産委員会に所属する日本が反対するなど問題が生じる可能性があり、登録が見送られる確率が高いため今回は除外した」と説明。ただ、「独島は鬱陵郡に属しているため、鬱陵島が世界自然遺産に登録されれば独島にも同じ効果が期待できる」と強調したという。
しかし、これについて韓国のネットユーザーからは「独島を除外したら何の意味もない」「領有権を争っていることを自ら認めることになる」「鬱陵島ではなく独島の世界遺産登録を推進するべきなのに」「それならいっそ登録しない方がまし」「なぜわざわざ独島を除いてするのか、国民が納得できる説明をしてほしい。日本に領有権主張の根拠を与えることになるだけだ。本当の実利を考えてほしい」「世界遺産登録より国土を守ることの方が大切だ!」など反発の声が続出している。(翻訳・編集/堂本)
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