外交、環境問題はそっちのけ!新政権に問いたいのは「持ち家」「経済成長」―13億人のアンケート

Record China    2013年3月5日(火) 22時15分

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5日、中国では国会に相当する全人代が開幕した。会期中に習近平総書記・李克強副首相による新政権が誕生すると見られている。これを受けて2日、中国の国営TV局はシンガポール紙と共同でアンケートを実施。「新しい国家首相にいちばん質問したいことは?」と問いかけた。

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2013年3月5日、中国では国会に相当する第12期全国人民代表大会(全人代)が開幕した。会期中に胡錦濤(フー・ジンタオ)国家主席・温家宝(ウェン・ジアバオ)首相が退任し、習近平(シー・ジンピン)総書記・李克強(リー・カーチアン)副首相による新政権が誕生すると見られている。

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これを受けて2日、中国の国営TV局・中央電視台(国際チャンネル)とシンガポール紙・聯合早報が共同でウェブアンケートを実施。「新しい国家首相に対して、いちばん質問したいことは?」と問いかけ、6つの選択肢を提示した。5日午後4時時点で15万6383票の回答を集めている。結果は以下の通り。

■不動産価格の高騰をどのように抑制し、国民の“マイホームの夢”を実現するのか?―9万727票(58.02%)

■中国経済が成長を続ける過程で、何に留意したらよいか?―3万7270票(23.83%)

■中国の教育制度にとって最大の問題は何か?―1万6109票(10.30%)

■中国をめぐる現在の国際情勢についてどう思うか?外交で最大の難所に面しているのではないか?―4366票(2.79%)

■食品や薬品をめぐる安全問題についてどう思うか?どうやってその安全を保障するか?―4067票(2.60%)

■環境汚染問題を解決するにあたり、何をするべきか?―3840票(2.46%)

結果を見て歴然とするのは、連日のように報道をにぎわせている環境問題や、尖閣諸島をめぐる対日関係を中心とした外交問題に関心を払う人がほとんどいないということである。国民の最優先事項は、持ち家の獲得と経済面でのさらなる向上。「豊かな生活なくして、何も始まらない」といったところか。(翻訳・編集/愛玉)

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