日本の元号、「脱中国は10万年たっても無理」と中国メディア

Record China    2019年4月3日(水) 16時0分

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3日、平成に代わる新しい元号が「令和」に決まったことに関連し、中国国営新華社通信傘下の環球雑誌副編集長が開設したウィーチャットアカウント「牛弾琴」は、「日本の脱中国は10万年たっても無理」と主張している。写真は新元号発表時の東京・新橋駅前。

平成に代わる新しい元号が「令和」に決まった。日本の歴史上、国書を典拠とする元号は初となるという。

これに関連し、中国では「1300年以上続く日本の元号で初めて『脱中国』を実現した」などと報じるメディアもあるが、米華字メディアの多維新聞によると、中国国営新華社通信傘下の環球雑誌副編集長が開設したウィーチャット(微信)アカウント「牛弾琴」は、「日本の脱中国は10万年たっても無理」と主張しているという。

それによると、同アカウントは、安倍晋三首相が「日本人の新たな精神、新たな時代を反映するため、日本の古典文献から新元号を決定した」と強調したことを取り上げ、「中国の古典作品から選ばなかったことで、日本の文化的な独立を示すという、深い政治的な意味が込められている」と指摘した。

その上で、「安倍首相の苦心が実を結んだかと言えば、それは否だ」とし、これまでの元号の典拠が中国の古典であったことに触れた上で、「漢字を使っている限り、10万年以上たっても日本の元号が脱中国を実現することはできない」と論じた。

一方で、「元号の使用を今でも堅持している日本の伝統には、われわれも敬服しなければならない。西洋化を進めつつも大事な伝統文化を守り続けている」とも指摘している。(翻訳・編集/柳川)

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