Record China 2019年4月3日(水) 15時20分
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3日、フィリピンのカルロス・ドミンゲス財務相はこのほど、いわゆる中国による「債務のわな」について、「フィリピンには中国への借金に溺れる危険性は存在しない」とし、「日本からの借り入れの方がもっと多い」と述べた。写真はフィリピン国旗。
2019年4月3日、中国メディアの参考消息網によると、フィリピンのカルロス・ドミンゲス財務相はこのほど、中国からの借り入れにより将来的に重い債務負担に苦しむ「債務のわな」に陥る危険性が指摘されていることについて、「フィリピンには中国への借金に溺れる危険性は存在しない」とし、「日本からの借り入れの方がもっと多い」と述べた。
記事がフィリピン・デイリー・インクワイアラーの1日付報道を引用して伝えたところによると、ドゥテルテ大統領の任期中に総額8兆ペソ(約17兆円)に及ぶ大規模インフラ整備「ビルド・ビルド・ビルド」を推進していることをめぐり、「債務のわな」に陥る危険性を指摘する声があることについて、ドミンゲス財務相はこのほど、「日本や中国などの国からの政府開発援助(ODA)によって資金を提供されたいかなるプロジェクトも、支払いに問題が生じた場合に国内の資産の割り当てや買収を許していない」とし、「いわゆる中国による『債務のわな』について警告してくれる人々に感謝するが、それを回避する方法を私たちはもちろん知っている」と述べた。
さらに、「2018年末現在、中国から資金提供されたすべてのプロジェクトにおける債務額は国の債務総額に占める割合は0.6%にすぎない。それとは対照的に、日本とのプロジェクトにおける債務額が国の債務総額に占める割合は9%だ。2022年までに『ビルド・ビルド・ビルド』の資金調達の大部分が行われた後、対中国債務額が国の債務総額に占める割合は4.5%になるとみられるが、日本からはその2倍の9.5%になるとみられる」と指摘したという。(翻訳・編集/柳川)
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