Record China 2019年3月31日(日) 20時30分
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29日、鳳凰網は、中国の不動産会社関係者が「中国の親は子どものために家を買ってやるが、これはわが子にごみを与えるようなものだ」と日本人に言われたというエピソードを披露したと報じた。資料写真。
2019年3月29日、鳳凰網は、中国の不動産会社関係者が「中国の親は子どものために家を買ってやるが、これはわが子にごみを与えるようなものだ」と日本人に言われたというエピソードを披露したと報じた。
記事は、ボアオ・アジアフォーラム内で開かれた「不動産市場30年の是々非々」というタイトルのサブフォーラムで遠大グループの張躍(ジャン・ヤオ)董事長が「地球上において、技術面で最も遅れているのが不動産だ。なぜなら、コンクリートと鉄筋を用いた建物は寿命が数十年しかないからだ」と語ったことを紹介した。
張氏は「コンクリートは再生不可能であるため、数十年後、現在の不動産ブームが過ぎてから50~60年後には、中国の都市周辺では建物のごみでいっぱいになる」と指摘。このことについて以前に日本人と話をした際、中国の親はわが子のためにお金を貯めて家を買ってあげるが、実際には「子どもの代にごみをあげているようなものだ」とからかわれた経験を明らかにした。
そのうえで張氏は、日本人の嘲笑に反発することなく「われわれは建築材料革命が必要だと思っている。重要なのはこのような意識を持つこと。人類のために、そして子孫のためにごみを蓄積するのではなく、財産を蓄積しなければならないのだ」とし、すでにコンクリートを使わないステンレス鋼材を建築材料とする取り組みが始まっていることを紹介した。
張氏はまた、不動産購入者に対して「ごみになるものではなく、次の世代に残せるものを買おう。ごみを買うのは、自分自身にとっても、地球にとっても良くないことだ」と呼び掛けた。(翻訳・編集/川尻)
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