2013年2月28日、中国・陝西省西安市の男性は、会社から支給された酢の瓶の中にネズミのような物が漂っていることに気が付いた。西安晩報が伝えた。

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男性が勤めている会社は、福利厚生の一環として、旧正月前に従業員に対し1ケース分の酢と醤油を支給した。ネズミのようなものが入った酢の瓶は封が切られておらず、瓶に記載されている製造日は2013年1月8日だった。

その後、男性は取材に来た記者と共に同市にある酢の製造会社へ赴き、事情を説明した。製造会社の担当者によると、確かに旧正月前に男性が勤める会社に2500本の酢を納品した。だが、ネズミの混入に関しては製造過程での混入はあり得ないと否定した上で、なぜネズミが入っているのか不思議でならないと話していた。

製造会社の許可書関連の書類は全てそろっており、その後同市の関連部門が行った検査でも、設備や製造過程に問題は発見されなかった。市関連部門の職員は、「現状でできることは、関連製品の販売停止と回収。そして同企業に対してさらなる検査を実施することだ」と話している。

このほか、製造会社の担当者は、瓶の封はある程度専門的な知識を持っている人であれば偽装することは難しくないとし、警察に相談する可能性もあると述べた。（翻訳・編集/内山）