中国で離陸直前の全日空機が故障、長時間待たされた中国人乗客に1人1000元の補償金―中国メディア

Record China    2019年3月29日(金) 12時20分

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28日、民航資源網は、中国の広州国際空港から成田空港へ向かう予定だった全日空の旅客機が離陸直前に故障のため駐機場に引き返し、降ろされた乗客がロビーで長時間待機するトラブルが発生したと報じた。

2019年3月28日、民航資源網は、中国の広州国際空港から成田空港へ向かう予定だった全日空(ANA)の旅客機が離陸直前に故障のため駐機場に引き返し、降ろされた乗客がロビーで長時間待機するトラブルが発生したと報じた。

トラブルがあったのは、現地時間28日午前9時35分に広州空港を出発予定だった成田空港行き全日空934便。同便に乗っていた中国人女性は「離陸直前に動かなくなり、滑走路上で1時間止まっていた。その後、スタッフからエンジン故障のため駐機場に戻る、乗客をいったん全員降ろすというアナウンスがあった」と語った。

この女性によると、同11時半ごろに通知を受け取ったが具体的な新しい出発時間や振り替え、補償などの情報はなく、その後に受け取った連絡も似たような内容だったという。ホテルでの待機といった措置もなく、多くの乗客がロビーで長時間待つことになったようだ。

一方で、民航資源網の記事は「大部分の中国人乗客がロビーで待機する中、日本人客は午後の羽田行きの便に振り替えた可能性がある。しかし、中国人観光客は振り替えの通知は受け取っていなかった」と伝えている。

そして、28日夕方の段階でANAから中国人客に向けて出された情報は、1人当たり1000元(約1万6000円)の遅延補償金を支払うこと、そして新しい出発時刻が29日午前1時5分の予定であることだったという。

フライト情報によると、同便は29日午前1時ごろに広州を出発し、日本時間の午前6時過ぎに成田に到着している。(翻訳・編集/川尻

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