「戦死」から50年、墓の主はこの私?―重慶市

Record China    2007年3月31日(土) 19時39分

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重慶市に住む胡金海さんは奇妙な電話を受けた。自分は戦地で亡くなり、湖北省にお墓もあるという。50年も死んだことになっていたとは。

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2007年3月20日、重慶市に住む胡金海(フー・ジンハイ)さんは自宅で一本の奇妙な電話を受けた。「もしもし、胡金海さんのご家族でしょうか?こちらは華中科技大学のボランティアですが、1953年に朝鮮戦争の支援部隊として戦地に赴かれ、お亡くなりになった胡金海さんのお墓が50年もの間一度もお参りされていないので、ずっと探していたんです。ようやくご家族を見つけることができました!」

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話によると胡さんは、1953年に22歳で戦死し、「革命烈士」に登録されているらしい。しかし電話口で話しているのがずばり本人。確かに支援部隊で前線に行ったが、無事帰還している。「何かの間違いでしょう、私が胡金海です。こうしてピンピンしていますよ。」今度は電話を掛けてきたボランティアが驚く番だった。ようやく家族を探し当てたと思ったら、当の本人が電話に出たのだから。

当時のことを思い出してみると、荷物を残して出陣した記憶があり、犠牲者の遺品に紛れ込んだのかもしれない。お墓は湖北省赤壁市にあるという。体調さえ許せば、清明節(日本のお盆に相当)までにぜひ戦友たちと「自分」の墓に参りたいと胡さんは考えている。(翻訳編集・WF)

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