「突然死」主張の李明博元大統領が釈放、朴槿恵前大統領にも可能性?=韓国ネットから賛否両論

Record China    2019年3月6日(水) 17時50分

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6日、収賄罪などに問われて1審で懲役15年の実刑判決を受け、控訴している韓国の李明博元大統領が349日ぶりに保釈された。写真は李元大統領。

2019年3月6日、収賄罪などに問われて1審で懲役15年の実刑判決を受け、控訴している韓国の李明博(イ・ミョンバク)元大統領が349日ぶりに保釈された。

韓国メディアの毎日新聞によると、李元大統領は今年1月29日、「突然死の可能性がある」と主張し、裁判所に保釈を請求していた。ただ、保釈には、居住地は自宅に限る、接見および通信対象が制限されるなどの条件が付いている。

これを受け韓国では、一部で現在ソウル拘置所に収監されている朴槿恵(パク・クネ)前大統領の保釈を求める声が上がっているという。また、洪準杓(ホン・ジュンピョ)元自由韓国党代表が今回の李元大統領の保釈を予見していたかのように、先月3日にフェイスブックで「李明博、朴槿恵の2人の元大統領はもう釈放される時だ」と主張していたことも注目を集めている。

2017年3月31日に逮捕された朴前大統領も、2年近く収監されている間に腰痛などを訴え、病院で治療を受けている。しかし記事は「李元大統領が突然死の根拠として挙げた病気(気管支拡張症、2型糖尿病、睡眠時無呼吸症候群、黄斑変性)に比べて軽い」と指摘。また、年齢も重要な条件とみられているというが、李元大統領は1941年生まれの77歳、朴前大統領は1952年生まれの67歳だ。

これを見た韓国のネットユーザーからは賛否両論の声が上がっている。

李元大統領と朴前大統領の釈放に賛成するユーザーからは「文大統領より多くの功績を残したのに。文政権の政治報復としか思えない」「何も明らかになっていないのに高齢者を1年も閉じ込めておくなんて」「罪のない朴前大統領も釈放するべき」「朴前大統領より文大統領の方が国民を苦しめている」「朴前大統領を釈放できない理由は、釈放したらロウソク政権の正当性が崩壊するから。無罪でも釈放できないんだ」などの意見が寄せられている。

一方、反対するユーザーからは「2人とも一生刑務所で罪を償うべき」「悪いことをしても金さえあれば釈放される恐ろしい世の中だ」「韓国の裁判所が何をしてももう驚かない」「自分の利益のために働く裁判官たちを全員クビにすべき」などの声が上がっている。(翻訳・編集/堂本

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